FLEXSCHE|フレクシェ

  • 製造計画

"FLEXSCHE"および"フレクシェ"は株式会社フレクシェの登録商標です。
「FLEXSCHE」は多品種多工程の生産計画を超高速に作成する生産スケジューラです。 工場の中の一台一台の機械や一人一人の人員の明日から先のスケジュールを秒単位の精度で作成し、実行可能な作業指示を作成します。 数ヶ月先にわたって精度の高い生産スケジュールを作成し、 目で見る管理を実現し、さらに製造リードタイム短縮、在庫削減をしつつ、納期遵守率を向上させ、お客様の利益拡大を推進します。 FLEXSCHEはパッケージに業務を合わせることを要求するのではなく、「本来あるべき姿」に合わせることのできる柔軟なスケジューラを提供します。

FLEXSCHE プロモーションムービー

従来の製造計画立案業務

課題

  • Excel管理になっており、計画変更に時間を要する。
  • オーダー割込や突発的な要因での計画変更に対応出来ない。
  • 計画立案はノウハウをお持ちの特定の方しか担うことが出来ない。
  • 材料・購入品の調達計画と製造計画が情報が連動していない。
  • 納期回答に時間がかかってしまう。
  • 生産順序は現場任せとなっており生産統制が取れない。

これらを解決するソフトウェアが「FLEXSCHE」です

FLEXSCHE機能概要

①工程エディタ

FLEXSCHEを導入する上で必要なマスタがいくつかあります。
品目情報(製品・中間品・原材料)、資源(工場内の機械、作業員)、完成品毎の工程、
工程で使用される資源(機械、作業員)とその能力値を設定します。
このエディタツールにより工程設計の効率化をサポートします。

工程エディタ

②資源ガントチャート

工場内の資源(設備、作業員etc)に自動的に作業が割り当てられます。
負荷山積み・山崩しシステムではありませんので負荷平準化の運用は不要です。
資源不足で納期違反するオーダーがある場合も、どのオーダーで納期違反するか表示されます。
また資源毎の優先順位も明確に把握することが可能です。

資源ガントチャート
資源ガントチャート

③オーダーガントチャート

受注番号や計画製番単位に工程進捗を確認する事ができます。
工程進捗は実績管理システムと連携され、完了、仕掛中、未着手の各状態を監視します。
チャート内には指示数と完成数や、どの資源に割り当てされているかなど、必要な情報を設定
により任意に表現可能です。

オーダーガントチャート
オーダーガントチャート

④資源負荷チャート

資源毎に負荷状況を確認できます。
資源毎の作業負荷を確認する事によりボトルネック資源の特定を支援いたします。
表現は負荷率、保有時間・空き時間や、時間軸は時間、日、週間、月間での表現が可能です。

資源負荷チャート
資源負荷チャート

⑤在庫量チャート

品目単位に在庫量の推移を確認できます。
精度の高い生産日程計画により精度の高い在庫調達計画を立案する事が可能です。
また、在庫制約(在庫が無い場合に作業が割りつかないようにする)や、在庫が指定数量を下回った場合に補充生産指示を自動発行する等の機能があります。

在庫量チャート
在庫量チャート

⑥FLEXSCHE EDIF

様々な生産システムと柔軟なデータ連携が可能です。
生産スケジューラの導入に際して、周辺システムとのデータ連携が重要な課題となりますが、
FLEXSCHE EDIF(External Data InterFace:外部データインターフェース)を利用することで、
FLEXSCHEの外部データ(データベースやファイル)とFLEXSCHEのデータを容易に同期させることができます。

FLEXSCHE EDIF
FLEXSCHE EDIF

⑦FLEXSCHE CarryOut

スケジューラで立案した製造計画は、それに基づいて製造現場で適切に遂行してこそ、その価値が最大化します。
FLEXSCHE CarryOut は、スムーズな計画運用サイクルの確立を支援する仕組みです。

FLEXSCHE CarryOut システム構成
  • ⑦-1 CarryOutサーバ

FLEXSCHEで立案した「計画」は製造現場で実行されると「実績」となり、開始/完了時刻、作業を行った機械/人、使用した原材料の数量など、様々な情報が更新されていきます。CarryOutサーバーは、CarryOutクライアントやその他各種の実績収集機器から送信されるこれらの情報を受け取って反映します。さらに、作業の遅れやトラブルの発生によって計画が実行不可能な状態に陥ったとしても、元々の計画を更新して、いつでも実行可能な最新の指図を得ることができます。

  • ⑦-2 CarryOutクライアント
クライアントのイメージ

CarryOutクライアントは、iOS / Android / Windowsのタブレット端末で動作するアプリです。このアプリはCarryOutサーバーと通信して、FLEXSCHEから送られてきた最新の作業指示情報を取得して表示したり、入力された作業実績情報をCarryOutサーバー経由でFLEXSCHEへ送ったりすることができます。
画面レイアウトや表示項目は、ユーザーごとに自由にカスタマイズできます。個々のユーザーに適した項目名に変えたり、見せたい情報だけを表示することができます。

FLEXSCHE導入の流れ

FLEXSCHEの導入からシステム稼動までの手順は、当然個々の事情によって異なりますが、概ね以下のような流れになります。

  • プロセス① 評価版による機能の確認

評価版を入手頂きましてFLEXSCHEの「操作性」「運用性」「機能性」をチェックして頂きます。
また他社スケジューラとの比較も行って頂きたいと思います。

  • プロセス② プロトタイプ作成

御社の生産モデルをFLEXSCHEに実装して検証を行います。ここでは主に「実現性」「将来性」「経済性」を検証頂きます。

  • プロセス③ 製品選定

プロセス①、プロセス②を踏まえて製品選定を行っていただきご契約となります。

  • プロセス④ 導入作業

製品選定後に導入作業が始まります。データ整備、周辺開発、スケジューリングルールの設定など、
多くの作業が発生します。御社、MSI、フレクシェ社が一体となって導入作業を行います。

  • プロセス⑤ マスタデータの作成または変換

導入作業の中で一番大きなボリュームはマスタデータの整備です。FLEXSCHE EditorやExcelを用いてデータ整備を行うご支援を行います。

  • プロセス⑥ テスト運用

本番稼働開始前に現行業務と並行してテスト運用を行って頂きます。そこでご準備頂いたマスタデータやスケジューリングルール、運用方法が妥当なものなのかどうか検証を行います。

  • プロセス⑦ 実運用開始

FLEXSCHEの実運用を行って頂きます。

  • プロセス⑧ 運用の改善

FLEXSCHEを日々運用しながらデータ設定やスケジューリングルールをブラッシュアップしていきます。